コラム
口腔機能低下症
こんにちは😃
みなさん、[ 口腔機能低下症 ]って知っていますか?
加齢や病気、歯の障害などによって、口腔内の機能が低下していく症状です。
咀嚼や嚥下、発声、唾液分泌などの機能が低下することで、食事や会話に支障をきたします。
半年前に比べて硬いものが食べにくくなった、お茶や汁物でむせることがある、口の渇きが気になる。
こんな自覚症状がある方は、もしかしたら口腔機能低下症かもしれません!!
口腔機能低下症は、疾患であり、7つの評価項目を診断し3項目以上で低下が認められた場合に口腔機能低下症と診断されます。当院では6つの項目を検査していきます。
検査項目
①口腔衛生状態不良(口腔不潔):舌苔の付着具合 基準値50%以上
②口腔乾燥 :口腔水分計による計測 基準判定27%未満
③咬合力低下 :感圧フィルムによる計測 基準値200N未満 または 残存歯数 20本未満
④舌口唇運動機能低下:オーラル ディアドコキネシス
5秒間での合計発音数を計測し、1秒たりの回数を算出
パ:口唇の運動機能 タ:舌前方の運動機能 力:舌後方の運動機能
判定基準 パ、タ、カ1秒当たりの回数いずれかで 6回未満
⑤嚥下機能低下 :グミゼリーを用いたグルコース溶出量による咀嚼能率検査 判定基準100mg
⑥嚥下質問表 :嚥下に関する質問表に答えていただきます。
上記の検査で基準値以下だった場合は、それに合ったトレーニングをお勧めさせていただきます。
口腔機能低下症の予防と対策
- 毎日の口腔ケア:歯磨きだけでなく、舌や口唇の運動も行い、口腔内の清潔を保つ.
- バランスの取れた食事:口腔機能の低下を防ぐためには、栄養バランスの取れた食事を心がける.
- 定期的な歯科検診:歯科検診を受けることで、口腔機能の低下を早期に発見し、適切な治療やケアを受けられる.
- 口腔機能訓練:口腔内の筋肉を鍛えることで、咀嚼機能や嚥下機能の改善が期待できる.
当院にて口腔機能低下症の検査をして、いつまでも美味しさを楽しめる生活をできるようにしていきましょう
🦷詳しくはスタッフにお気軽にご相談ください🦷