コラム
お口の健康を守るために
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続けよう!お口を健やかに保つ生活習慣 よく噛んで「唾液」の分泌を促す 唾液の成分には、それぞれ大切な役割があります。よく噛むことにより、 唾液がたくさん分泌されます。 «唾液の働き» ①粘膜保護作用・潤滑剤⇨お口の中の粘膜が傷つかないようにする ②自浄作用⇨食べカスを洗い流す ③再石炭化⇨酸によって溶けた歯の表面を唾液の中のカルシウムによって修復する ④抗菌作用⇨分泌型グロブリン(s-lgA)、リゾチームなどを含む ⑤湿潤作用⇨お口の中の乾燥を防ぐ ⑥緩衝能⇨食べ物などによって酸性になったお口の中を中和する ⑦消化を助ける⇨唾液中の消化酵素のアミラーゼやリパーゼが働く 唾液は私たちの健康にとって重要な働きをしています。 だからこそ、よく噛んで唾液を分泌することが大切なのです。 唾液腺マッサージ 口の周りには、唾液を分泌する腺があります。 食前にマッサージをすると、唾液が出やすくなります。 耳下腺マッサージ 指数本をほお(耳の前)に当て、10回ほど円を描くようにマッサージする。 顎下腺・舌下腺マッサージ あごの真下の柔らかい部分をあごの骨に沿って5カ所ほど、 両手の親指でゆっくり押す。各ポイント5回ほど。 禁煙を!タバコは歯を失う重大な原因 禁煙はさまざまな生活習慣病のリスクとなり、 お口の健康とも深くかかわっています。 タバコを吸わないか以前吸っていた人に比べて、タバコを吸う量が 多い人では4年間に歯周病が悪化するリスクが 約3倍も高くなったという報告があります。 また、自らタバコを吸うだけでなく、受動喫煙(人が吸っているタバコの煙を吸うこと) する人も歯周病が悪化することが分かっています。 公益財団法人8020推進財団小冊子掲載より